自動車メーカーのスバルは今年度の中間決算を発表し、営業利益が前の年から比べ半分以上減って1026億円となりました。トランプ関税による影響で、1544億円も利益が押し下げられたことなどが原因です。

スバルが発表した今年4月から9月までの半年間の決算は、売上高にあたる売上収益は前の年と比べて5.3%増えて2兆3856億円でしたが、本業のもうけを示す営業利益は半減し、1026億円となりました。

主力市場であるアメリカで売り上げが伸びた一方、トランプ政権の関税措置の影響で1544億円、為替が円高となったことで233億円、営業利益が押し下げられました。

一方でスバルは、関税の負担を抑えるために新たなプロジェクトの始動も発表しました。車を設計する段階から部品会社と協力して、2030年までに2000億円規模のコスト削減を進めていくとしています。