“トランプ関税”をめぐって、来週、赤沢大臣が日米の2回目の閣僚協議に臨みます。その“交渉カード”としてアメリカ産の大豆やトウモロコシの輸入拡大案を検討していることが分かりました。

赤沢大臣は、今月30日にワシントンを訪問し、アメリカ側と2回目の交渉を行います。

関係者によりますと、その際、政府はアメリカ産の大豆の輸入拡大を交渉カードの一つとして検討しています。

アメリカ産大豆の輸出先は半分以上が中国ですが、中国が“相互関税”への対応で輸入を減らす中、行き場のない大豆を日本が引き受けることで、アメリカへの貢献をアピールする狙いです。

また、政府はアメリカ産のトウモロコシの輸入拡大も交渉カードの一つとして検討していて、家畜のエサへの利用を念頭に置いているということです。