(ブルームバーグ):大和証券グループ本社傘下の大和証券と三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJeスマート証券は、第三者が顧客のログインIDを不正に取得し、取引が行われた事例を確認したと発表した。
これによりインターネット経由での不正アクセスによる有価証券の売買などが確認された証券会社は計8社に拡大した。
大和証は顧客向けに注意喚起を促すホームページ上の画面の内容を22日付で更新し、その中で不正取引があった事実を開示した。具体的な内容は明らかにしていない。
三菱UFJeスマート証も同様にホームページ上で開示。不正アクセスや不正取引が判明した際の対応として、顧客口座での取引や出金を停止していると説明した。
証券口座の不正取引については、これまで楽天証券、SBI証券、野村証券、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券の6社で確認されていた。
金融庁は18日、証券会社のインターネット取引で発生したフィッシング詐欺などによる不正取引が、2月から4月16日までの約3カ月間で計1454件に上ったと発表している。
(三菱UFJeスマート証券でも不正取引が起きた内容を加え、記事を更新します)
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