欧州サッカー連盟(UEFA)は、主要5市場での放映権の価値を20%余り引き上げた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。低迷する欧スポーツ放映権市場で明るい材料となる。

関係者の1人によれば、UEFAは2027年から31年、年間25億ユーロ(約4500億円)を受け取る予定だ。前の期間は、約20億ユーロだった。非公開情報として匿名を条件に語った。

英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン各市場での入札による売り上げ増は、チャンピオンズリーグをはじめとするUEFAが主催する大会の成功と受け止められる見通しだ。

米パラマウント・スカイダンスは、英国とドイツにおけるチャンピオンズリーグの放映権を獲得した。契約条件は公表されていない。

UEFAは今年、チャンピオンズリーグの放映権の入札手続きを変更。ストリーミング事業者への訴求力向上を図った。

エンダーズ・アナリシスのメディアアナリスト、フランソワ・ゴダール氏は「国内リーグが数パーセントの増加さえ達成するのに苦戦している市場において、25%の増加は大きな成功と言える」と指摘した。

原題:UEFA Sees More Than 20% Increase in Broadcast Rights(抜粋)

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