インドの人気オンライン結婚仲介サービス「シャーディー・ドット・コム(Shaadi.com)」を運営するピープル・インタラクティブ・インディアが、新規株式公開(IPO)の準備を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報だとして同関係者らが匿名を条件に語ったところでは、同社はここ数週間、複数の投資銀行と上場に向けた協議を行っているが、まだ初期段階にあり、アドバイザーを決めていない。評価額や時期、構成などの詳細もまだ決定していないという。

ピープル・インタラクティブはコメント要請に応じなかった。

ヒンディー語で「結婚式」を意味する「シャーディー」は、インドで最も古く最大級のデジタル結婚仲介サービスの一つだ。主な競合には、2017年に上場したマトリモニー・ドット・コム(Matrimony.com)や、ジーバンサシ・ドット・コム(Jeevansathi.com)の親会社であるインフォ・エッジ・インディアなどがある。

ブルームバーグの集計データによると、今年のインドでのIPO調達額はすでに190億ドル(約2兆9900億円)を超えており、過去最高を記録した昨年の約210億ドルに迫る勢い。世界でも屈指のIPO市場として、国内企業による上場を目指す動きが活発化している。

原題:Indian Wedding Matchmaker Shaadi.com Is Said to Consider IPO(抜粋)

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