国会議員の給与にあたる歳費について、自民党はいまの国会で月額5万円引き上げる法改正を行う方向で調整に入ったことがわかりました。

複数の関係者によりますと、自民党は国会議員の歳費を定める歳費法について、いまの国会で改正する方向で調整に入ったということです。

現在の歳費は月額で129万4000円ですが、改正案が成立すれば5万円引き上げられ、134万4000円となります。一方、次の国政選挙が行われるまでは現在の額で据え置かれるということです。

国会議員の歳費は1999年以来、引き上げが行われていませんでした。

改正案の採決は来月行われる見通しですが、自民党と連立を組む日本維新の会の吉村代表は自身のSNSで「維新として増額の調整に入っていないし、議員の報酬を上げるのは『明確に反対だ』」と投稿しています。