(ブルームバーグ):中国の国内総生産(GDP)伸び率は4-6月(第2四半期)に急激に鈍化する公算が大きいと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。トランプ米大統領による上乗せ関税に加え、関税発動をにらんだ輸出の前倒しが影響するとみている。
アンドルー・ティルトン氏と閃輝氏が率いる同行エコノミストは、中国GDP伸び率が第1四半期の前期比年率4.9%から、第2四半期には同0.8%に鈍化するとの予想をリポートで示した。
同氏らはまた、米国による関税引き上げの影響で、中国の輸出が4月に大幅に減少するとの見通しを示した。
中国当局は今後数カ月に金融や財政、住宅、与信などに関して一段の緩和策を講じるとゴールドマンは予想。GDP伸び率より雇用の安定により重点を置く可能性があると指摘した。
原題:China Growth to Slow Sharply in Q2 on US Tariffs, Goldman Says(抜粋)
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