(ブルームバーグ):世界的に海外旅行が新型コロナウイルス禍前を上回る水準に増えた2024年は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイが世界で最も利用者の多い国際空港となった。
国際空港評議会(ACI)が14日発表したリポートによれば、エミレーツ航空が拠点としているドバイ国際空港では昨年の利用者数が前年比6.1%増の9230万人となった。
2位はロンドンのヒースロー空港、3位はソウルの仁川国際空港だった。シンガポールとアムステルダムがそれに続いた。

リポートによると、24年に旅客機の利用が急増し、総旅客数は9%増の約95億人に達した。パンデミック前の19年水準よりも約3.8%多くなった。
ジャスティン・エルバッシACIワールド事務局長は発表資料で、「世界的な課題が山積する中、世界で利用客トップクラスの空港は強靭(きょうじん)さが際立っている」と指摘。「これらのハブ空港は貿易と商業、乗り継ぎの重要な動脈だ」とコメントした。

ACIは、今年99億人が旅客機を利用する見通しだが、旅客数の増加率は鈍化すると2月に予測。「経済の不確実性や地政学的な緊張、航空会社の輸送能力の制約といった主要課題が、今後ますます業界の軌道形成に影響を及ぼすと見込まれる」と説明した。

国内線を含めると米アトランタ(ハーツフィールド・ジャクソン)国際空港が1億810万人で、世界で最も利用される空港の座を保った。2位はドバイ、3位は米ダラス・フォートワース国際空港だった。

拡張工事を終え、3本目の滑走路を増設した香港国際空港は、貨物取扱量で首位を維持。昨年490万トンの貨物を扱った。上海は順位を1つ上げ2位となり、メンフィスは3位に後退した。
ACIは約170カ国の2100を超える空港を代表している。

原題:Dubai Tops Heathrow as World’s Busiest International Airport(抜粋)
(最終段落を追加して更新します。更新前に3段落目の仁川を3位に訂正済みです)
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