し烈な消費者の獲得争いをしているコンビニ。ラインアップを「飲食」以外に広げようとしているのですが、そのキーワードは“女性”です。

ファミリーマートが、きょう公開した新商品。女性向けインナー、その名も「ブラウェア」です。

ファミリーマート商品本部 須貝健彦さん
「伸縮性のある素材を使っているので、着心地が良い」

下着でありながら服としても着られるインナーは、ユニクロなどアパレル企業が力を入れてきました。それをなぜ、コンビニが?そのキーワードは「女性」です。

ファミリーマート商品本部 須貝健彦さん
「中食中心とした売り上げがメインですので、40代~50代男性が主な購入層。『女性』のお客様を獲得していくのは、会社全体としての課題」

ローソンが、あしたから強化するのは韓国コスメのラインアップ。若者向けに売り出したところ、販売が好調だったことをうけ、30代女性も取り込む狙いです。

この動きに専門家は…

流通経済研究所  池田満寿次 上席研究員
「スーパーマーケットが総菜やデリカを強化してきている。『食』の部分で競合が増えているのが今の状況」

そこで未開拓の分野に踏み出していると指摘します。

流通経済研究所 池田満寿次 上席研究員
「若い女性・生活者をターゲットにした新しいマーケットを切り開いていかないといけない状況に置かれている」

店舗の拡大が頭打ちになるなか、商品のラインアップに知恵を絞るコンビニ。消費者にとっては選択肢が増えています。