アメリカのUSスチールの買収計画をめぐる日米の協議をめぐり、日本製鉄の今井社長は「アメリカ側との認識がすり合ってきている」との考えを示しました。

日本製鉄 今井正 社長
「出資も含めた投資を通じてアメリカの鉄鋼業や製造業を強化することに資する案件であるとの点は、(アメリカ政府とは)私どもと認識がすり合ってきている」

今井社長は24日の会見でこのような認識を示し、USスチールへの出資条件などについて、「合意点が見いだせるように交渉を続けている」と強調しました。

日本製鉄はUSスチールの完全子会社化を目指す考えを表明していますが、トランプ大統領は株の過半数取得を認めない姿勢を示していて、どのように折り合いをつけるかが焦点となっています。