(ブルームバーグ):米スターバックスは、顧客が居心地の良い空間で携帯電話やノートパソコンを充電できるようになれば、長居してドリンクを追加注文するだろうと期待している。
ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)は12日に開催された株主総会で、「座席の選択肢や電源コンセントが増え、豊富な食品が陳列された、快適で温かみのあるコーヒーショップを想像してみてほしい」と語った。
スターバックスは、米国で新しい店舗デザインを試験的に導入し、販売不振の克服を目指している。この計画の重要な要素は、店舗での注文とモバイルオーダーをより明確に区別することであり、一部の店舗では受け取り用の棚も設置する。エスプレッソバーのデザイン変更も検討している。
ニコル氏は昨年9月に就任してから、より魅力的な店舗作りを追求している。同社はこれまで、持ち帰りサービスを優先することに注力し、一部の店舗では座席数が減少していたが、ニコル氏はこの方針を転換させている。
「戦略的な誤りを犯していた可能性がある。今こそ、それを修正しなければならない」とニコル氏は述べた。
原題:Starbucks to Add Seating, Power Outlets to Attract Customers(抜粋)
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