アメリカのトランプ政権が「日本がコメに700%の関税を課している」と批判するなか、政府はコメの輸出量を2030年までに35万トンと、現在の8倍近くの目標を掲げる方針であることが分かりました。

政府はパックご飯などを含めたコメの輸出量について、2030年までに35万トンと去年の4万6000トンの8倍近くの目標を新たに掲げるということです。

また、輸出額の目標についても、去年の実績のおよそ7倍となる922億円とする方針です。

このため、政府は低コストでコメの生産をできるようにするほか、農地の集約化を進め、品種改良や収穫量の多い品種の作付けの拡大など進める考えです。

これらは、新たな「食料・農業・農村基本計画」の案に盛り込まれ、今月中にも閣議決定する見通しです。