ウクライナをめぐるアメリカとロシアの最近の動きについて、外交・安全保障を担当する長島昭久総理補佐官は25日、アメリカが「中国との競争に資源を集中しようとしている」との見方を示しました。

長島昭久 総理補佐官
「アメリカから見たら、中国とロシアがあまりにも接近していることについての危機感があるんだろうと思います。中国が今問題だから、ロシアを引き込んで(アメリカの)資源を対中国の競争、戦略的競争に集中させよう、ヨーロッパはヨーロッパに任せようというシフトなんだろうと思います」

長島総理補佐官は25日、TBSのCS番組「国会トークフロントライン」の収録でこのように話したうえで、石破総理が日中首脳会談に意欲を示していることについて、「トランプ大統領の対中政策の全容が見えない。方向性が見えないときに日本から動くことがプラスなのかはよく考えた方が良い」と指摘しました。