外国産のコメの輸入が急増しています。わずか1か月で昨年度1年分を上回りました。

民間企業が海外からコメを輸入する場合、1キロあたり341円と高い関税がかかりますが、農林水産省によりますと、先月の民間企業の外国産のコメの輸入量は523トンでした。

昨年度1年間での輸入量は368トンとなっていて、1か月でそれを上回りました。

背景にあるのは止まらない「国産米」の高騰です。牛丼チェーンの松屋では一部店舗で「輸入米」を利用しているほか、吉野家では去年から輸入米と国産米をブレンドして提供するなど、外食業界での活用が広がっています。

商社の兼松では今年中に1万トンの輸入を見込んでいて、国産のコメ離れにつながることも懸念されます。