1月の業者間でのコメの取引価格は、5か月連続で過去最高を更新しました。

コメの価格の代表的な指標である「相対取引価格」は、JAグループなどの集荷業者が卸売業者に販売する価格のことです。

農林水産省がきょう発表した2024年産のコメの1月の「相対取引価格」は、全銘柄平均で玄米60キログラムあたり2万5927円でした。

去年の同じ時期と比べるとおよそ1.7倍で、2024年産米に切り替わった去年9月以降、5か月連続で最高値を更新しています。

農水省によりますと、コメの品薄の影響で集荷競争が一段と激しくなっているのが要因ということです。

現状、下がる兆しが見えていないコメの価格ですが、備蓄米の放出で今後、どのような影響がでるのかが焦点となっています。