アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで不動産業界の活況が続いている。

ドバイの不動産会社の利益は大幅増加。ナイト・フランクの都市別の指数によれば、同市の高級不動産価格は2024年に16.9%上昇と世界3位の伸びとなった。需要をけん引したのは駐在員およびブームに乗ろうとして殺到した海外の買い手だ。

世界一高いビルをドバイで建設した複合企業の建設部門、エマール・デベロップメントは、24年に76億ディルハム(約3150億円)と過去最高益を記録。これは22年の水準の2倍だ。同業のビンガッティ・ホールディングも利益が前年から2倍余りに増加した。

住宅価格は今後1年も上昇を続けると予想されている。オラクル・ファイナンシャル・コンサルタンシー・アンド・インベストメンツの創業者で最高経営責任者(CEO)のモハメド・アリ・ヤシン氏は「人口増加がこの不動産価格上昇を後押ししており、たとえペースが鈍化したとしても、25年もこの傾向は続く可能性が高い」と指摘した。

エマール・デベロップメントの株価は過去1年間で70%余り上昇している。

UAEアブダビでもアルダー・プロパティーズの通期利益がアナリストの予想を上回り、同社の株価も同じ期間に70%余り上げている。

原題:Dubai Developers Score Red-Hot Profits From Global Homebuyers(抜粋)

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