アラブ首長国連邦(UAE)は4日、米国とイランの停戦が約1カ月前に発効して以来初めて、ミサイル脅威に関する警告を発した。戦争終結に向けた外交努力の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りとなった。

これに先立ち、UAEのアブダビ国営石油会社が所有する石油タンカーが、ホルムズ海峡の外海側でイランのドローン攻撃を受けていた。今回の警告がUAEを標的とした飛翔(ひしょう)体に対応したものなのか、それともホルムズ海峡周辺での緊張激化に関連するものなのかは明らかになっていない。

トランプ米大統領は3日、戦略的要衝であるホルムズ海峡の通航再開と、ペルシャ湾内で足止めされている船舶の退避を支援する計画を発表した。作戦は4日に開始の予定で、米軍は誘導ミサイル駆逐艦や航空機、ドローンの活用を含む軍事支援を約束。米中央軍によると、これまでに米船籍の商船2隻が海峡の通過に成功した。一方、イランは米軍がホルムズ海峡に入れば攻撃するとしている。

原油相場は4日の取引で上昇。ホルムズ海峡での緊張再燃の兆しを背景に、北海ブレント原油は一時5%余り上昇し、1バレル=114ドルを上回った。

動画:トランプ米大統領は一部の中立船舶について、ホルムズ海峡を通過させる誘導を4日に開始すると表明。これに関するブルームバーグテレビジョンの報道

原題:UAE Issues Missile Warning as Rising Tensions Risk US-Iran Truce(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します)

--取材協力:Veena Ali-Khan.

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