5日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=153円台半ばと、昨年12月以来の高値に上昇。毎月勤労統計が予想を上回った上、赤沢亮正経済再生担当相が足元はインフレ状態との認識を示し、日本銀行の利上げ継続観測が強まっている。

赤沢再生相は5日の衆院予算委員会で、日本経済は足元で消費者物価が上昇しているインフレの状態であり、日銀の植田和男総裁の認識と「特に齟齬(そご)はない」と述べた。朝方発表された昨年12月の現金給与総額は1997年以来の高い伸びを示した。債券市場では長期金利が2011年以来の高水準を連日更新しており、円買いを支えている。

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「赤沢大臣の発言を日銀に対する利上げのゴーサインと捉えた向きもいるだろう」と指摘。賃金統計もしっかりした内容となる中、円は1月の高値を上回ったことで上値の余地が広がったとの見方を示した。

 

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