けさ、経団連と連合のトップ会談が行われ、今年の賃上げをめぐる春闘が事実上スタートしました。中小企業でも、高い賃上げ率を実現できるかが焦点です。

経団連 十倉雅和 会長
「賃上げの力強いモメンタム(勢い)を定着させる年としたい」

連合 芳野友子 会長
「ようやく動き始めた賃金(アップ)の流れを滞らせることは絶対に避けなければならない」

経団連の十倉会長と連合の芳野会長はけさ、今年の春闘の方針について会談し、高い賃上げ率を実現したおととしと去年に続き、賃上げの流れを定着させていくことで一致しました。

去年の賃上げ率は、▼大手企業が33年ぶりに5%を超えた一方、▼中小企業は3%台にとどまり、企業の規模による賃金格差の拡大が課題となっています。

連合は今年、中小企業について全体の水準を上回る「6%以上」の引き上げを求める方針で、高い賃上げ率を幅広く実現できるかが焦点です。