(ブルームバーグ):15日の債券相場は超長期債が下落。新発30年債利回りは2009年以来の高水準を付けた。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が弱かったことを受けて、午後に売りが強まっている。米国長期金利の高止まりや日銀の1月利上げ観測も相場の重しになっている。
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジストは、オペ結果は残存期間25年超など全体的に弱い結果だとし、「オペで売れなかった参加者が30年債を売っている可能性もある」と指摘。日銀の利上げ観測については「来週の会合は十分ライブで、1月に利上げがなくても3月との雰囲気になるので、国債を積極的には買いにくい」と述べた。
日銀は午前の金融調節で定例の国債買い入れオペを実施した。対象は残存期間1年以下、1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超。25年超の平均落札利回り格差は0.027%だった。

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.