米アマゾン・ドット・コムの共同創業者ジェフ・ベゾス氏の気候変動対策基金「ベゾス・アース・ファンド」が、非営利部門を設けた。これにより、100億ドル(約1兆5800億円)を投じると表明しているベゾス氏は寄付を課税対象外にすることができる。

昨年11月の納税申告書によると、非営利部門の「ベゾス・アース・ファンド財団」は2023年2月にスタート。内国歳入庁(IRS)からの書簡によれば、内国歳入法第501条C項3号に基づく非営利団体としてのステータスが24年1月に付与され、非課税での寄付が可能となった。

基金の広報担当者は、コメント要請に応じなかった。

ジェフ・ベゾス氏と婚約者のローレン・サンチェス氏

同基金は、食料や環境正義、自然保護、脱炭素化、テクノロジーなどの分野に重点を置いている。これまでに行った寄付は20億ドルで、30年までに全ての資金を分配することを目指している。

ブルームバーグ・ビリオネア指数のデータでは、ベゾス氏(60)は世界2位の富豪で、資産は2415億ドルに上る。

原題:Bezos’ Earth Fund Starts Nonprofit Allowing Tax-Free Donations(抜粋)

--取材協力:Ben Steverman.

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