インテルは新たな最高経営責任者(CEO)探しでは外部人材の起用に重点を置く方針で、半導体企業マーベル・テクノロジーのマット・マーフィーCEOや、ソフトウエア会社ケイデンス・デザイン・システムズの元CEOリップブー・タン氏らを候補として検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報であることを理由に匿名で述べた関係者によると、インテルは新CEO探しと各候補者の評価で人材会社スペンサースチュアートに協力を依頼。同社のこれまでの伝統とは異なり、外部からのトップ起用が検討されているという。

インテルは2日、パット・ゲルシンガーCEOの突然の退社を発表。かつて半導体業界の盟主だった同社の先行きが不透明さを増す中、新たなリーダー探しは急務となっている。

ゲルシンガー氏は約3年前にCEOに就任して以降、苦境に陥ったインテルの再建計画に取り組んできた。後継者育成の時間は十分になく、現在はデービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)と製品部門責任者ミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏が暫定共同CEOに就いている。

原題:Intel Considers Outsiders for CEO, Approaches Marvell’s Murphy(抜粋)

--取材協力:Debby Wu.

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