ロシアで統一地方選が行われ、およそ20か所で実施された知事・首長選では、プーチン政権を支える与党「統一ロシア」が擁立した全候補者が勝利を確実にしました。

ロシアの統一地方選は12日から14日にかけて行われ、中央選挙管理委員会が明らかにした暫定開票結果によりますと、ウクライナの越境攻撃を受けた西部クルスク州などおよそ20か所の地域で実施された知事・首長選では、与党「統一ロシア」が推薦した全候補者が勝利を確実にしました。

ウクライナ侵攻が長期化する中、プーチン政権は全勝により与党への信任を誇示したい構えです。

また、今回の統一地方選では立候補者のうち1616人が侵攻に参加した人物だったということです。

政権側は侵攻参加者を「英雄」と位置づけ、公職に登用する姿勢を強めていて、選挙でもこうした動きが加速しています。