2026年に「普通預金は0.4%、10年定期預金は2.5%」の試算

そのみずほリサーチ&テクノロジーズがシミュレーションした2026年の日本経済の姿があります。

政策金利は23年度のマイナス0.05%から26年度はプラス2.8%に、長期金利は0.7%から3.5%に、ドル円レートは35円程度の円高になると想定しています。

あくまで、持続的・安定的な2%の物価上昇が達成され、景気や株価が力強く拡大・上昇し、労働生産性も上昇し、金融正常化の過程で段階的な利上げが行われたという前提があります。

住宅金融支援機構の2023年の調査では利用者の7割以上が「変動金利型」を利用しており、その金利が年4.0%になるという試算には関心が集まりそうです。

この試算に関連して、大和証券の末廣さんは「日銀が利上げしても、その幅で住宅ローンの金利が上がっていくわけではないことは覚えておくべきです」と補足します。