17日の債券相場は上昇。米国市場で長期金利が低下した流れを引き継いでいる。米国債相場は小売売上高が予想を上回ったことを受けて売られる場面もあったが、根強い利下げ期待から上昇した。日本銀行が予定する国債買い入れオペも支援材料だ。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、小売売上高が強かったにもかかわらず米長期金利は下げており、「米債市場は本格的に利下げを織り込むステージに入っている」と指摘。日本の債券市場もその流れに沿った上昇を見込んでいる。

  

日銀買い入れオペ  

●定例の国債買い入れオペの対象は残存期間1年超3年以下、5年超10年以下、10年超25年以下
 ●前回の買い入れ額はそれぞれ3750億円、4250億円、1500億円
●日銀:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

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