パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、7日で5か月となりました。ガザでは人道危機が続いていますが、戦闘停止に向けた交渉は難航しています。
戦闘開始から5か月での死者は3万人を超えているほか、2歳以下の子どもの6人に1人が栄養失調との報告もあり、危機的な人道状況が続いています。
こうしたなか、イスラエルとハマスの停戦交渉を巡り、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは仲介国のアメリカやエジプトなどが数日間の戦闘停止を提案したと報道。延長を繰り返し長期停戦を目指すとしていますが、10日ごろから始まるイスラム教の断食月「ラマダン」前に合意が実現するかは不透明です。
一方、パレスチナへの連帯を示すイエメンの親イラン武装組織フーシ派は6日、中東アデン湾を航行していた貨物船をミサイルで攻撃しました。アメリカ中央軍によると、乗組員3人が死亡したということで、こうした攻撃での死者は初めてです。
フーシ派は声明で「ガザのパレスチナ人に対する包囲が終わるまで止めない」などと主張しています。

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