ブラジルのボルソナロ前大統領が自宅軟禁中に体調の悪化を訴え、病院に緊急搬送されました。
現地メディアによりますと、ボルソナロ前大統領は16日、自宅軟禁中に体調不良を訴え、首都・ブラジリアの病院に搬送されました。
息子のフラビオ上院議員によると、吐き気と血圧低下の症状があったということです。
ボルソナロ氏は2018年の大統領選挙期間中に暴漢に腹部を刺されて以来、体調不良で入退院を繰り返していました。
最高裁は4日、ボルソナロ氏が禁止されていた交流サイトを利用したとして自宅軟禁を命じましたが、その後も体調がすぐれない日が続いていたということです。
今月11日にはクーデター計画などの罪で禁錮27年3か月の判決が下されましたが、その際も体調不良を理由に出廷していませんでした。

「敗北感が広がってしまう」フィリピン外務次官“日米などと連携した対応強化が必要” 中国が威圧を強める南シナ海の領有権問題