21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に19日、山口市で出発式が行われました。高齢者の交通事故防止を重点目標に、警察は早めの反射材着用などを呼びかけています。

式には警察官や交通安全ボランティアなど、約200人が参加。野田学園幼稚園の園児が、暗い場所での反射材の見え方や、横断歩道の安全な渡り方を確認しました。

運動の重点行動は▼反射材の着用や早めのライト点灯▼飲酒運転の根絶▼自転車などの交通ルールの理解の3項目。また県独自の重点は高齢者の交通事故防止です。

山口県内では今年に入って18日までに22人が交通事故で死亡し、このうち12人が高齢者です。これからの時期は、夕方の事故が増える傾向にあります。

県警交通企画課 藤村俊之課長補佐
「歩行者の方は反射材を着用していただくのと、ドライバーの方はハイビームを上手に活用していただくことを習慣づけていただいて交通事故防止に努めていただければ」

秋の全国交通安全運動21日から9月30日までです。