先月21日、山口県岩国市の山陽道で、軽乗用車に乗っていた福岡県の女子大生2人(20、21)がトラックに追突され、死亡した事故です。渋滞で停止していた軽乗用車に気づかず、トラックが時速約85キロのスピードで追突したことが事故の原因になったことがわかりました。
女子大生2人は、軽乗用車で広島方面に向かっていたところ、道路の補修工事による渋滞のため、走行車線に停車しました。このとき、後ろから来ていたトラックが、時速85キロで追突。警察の捜査では、トラックはブレーキをかけた形跡がありませんでした。
軽乗用車の前にはバンが停車していて、軽乗用車はトラックとバンに挟まれるかたちで押しつぶされました。軽乗用車は炎上、女子大生は焼死しました。
トラックを運転していた男(65)=熊本県荒尾市=は逮捕当時、警察の調べに「事故を起こして相手が亡くなってしまったことは間違いない」と、容疑を認めていたということです。山口地検は11日、この男を過失運転致死罪で山口地裁に起訴しました。