1992年の夏以降甲子園から遠ざかる山口県鴻城野球部。32年ぶりの大舞台へ、この冬、新しく総監督が就任しました。この総監督、実はとってもすごい人なんです。

清水孝悦さ
「おー。ええボール放るなおまえ。え?抑えれるんちゃうん。抑えられへんの?そんだけのボール放って。速いよな?俺、高校生のボール見るの久しぶりやからな。速いなあ」

KKコンビと甲子園で春夏準優勝

山口県鴻城高校野球部の総監督に新しく就任した清水孝悦さん。歴代3位甲子園春夏通算96勝を誇る高校野球の超名門PL学園高校出身。清水さんは1984年、キャプテンとして1学年下のKKコンビとともに春夏準優勝を果たしました。

清水さん
「あのときの思いっていうのはこの年になっても忘れられないし。それがあるから頑張ってこれたんやろうしね。ポジションはキャッチャーですね。桑田とバッテリー組んで。いい経験させてもらったっていうか」

大学野球を経てPLのコーチに

卒業後は大学野球を経て、PL学園のコーチに就任。14年間で元メジャーリーガーの松井稼頭央さん、福留孝介さんら多くのプロ野球選手を育てました。

清水さん
「母校に対しての恩返し、恩を返すっていうその気持ちが強かったんで。後輩にもいい経験ちゅうか、やっぱりPL学園ちゅうのは甲子園で日本一取るっていうのが大前提なんで。それに向けてどういう風なことをしていくかっていう」