日本三大珍味とは?


「塩ウニ」、ナマコの腸を塩漬けした「このわた」、ボラの卵巣を塩漬けした「からすみ」。この日本三大珍味、全て山口県で作られているのです。

山口県といえば、下関市六連島(むつれじま)がアルコールに漬けた「瓶詰ウニ発祥の地」として知られています。しかし近年ウニ業界ではある問題を抱えています。

日本のウニの漁獲量ですが、2008年に比べて、2012年にガクンと下がり、横ばいが続いているのがわかります。下関のウニ加工業者さんに聞いたところ・・・

地球温暖化で海水温度が上昇し、ウニやサザエ、アワビのエサとなる海藻が減少しているのではないかということで、現在は北米や南米からの輸入が多くなっています。ただ、全国では、ウニの養殖も進んでいます。特に北海道や東北などで盛んですが、山口県でもウニ養殖の研究が進んでいるそうで、今後盛んになってくる可能性もあります。

珍味というとお酒?

やはり珍味と言えば、お酒のつまみのイメージが強いですよね。
山口県 成人一人当たりの酒類消費量は・・・全国32位(73.1L)。県内の消費量は2000年から減少しています。原因の一つが、若者のお酒離れとも言われて、そこから珍味を食べる機会が減っているのではないかと言われています。