4日に山口県宇部市で都市ガスが漏れた事故は、直後から約12500件のガスの供給停止が停止されました。山口合同ガスは復旧作業を続けていますが、6日正午までに、全体の4分の1にあたる2885件でガスを再開させました。
山口合同ガスによりますと、5日には2317件を訪問し、このうち1792件でガスを再開。ガスの再開は立ち合いが必要で、訪問したにもかかわらず不在だったのが525件ありました。6日は正午までに、1238件を訪問し、883件で再開させたということです。6日正午までの累計で3901件を訪問し、2885件で再開。1016件が不在のため再度訪問する予定です。
山口合同ガスでは6日、中四国地方のガス事業者から110人の支援を受け、220人態勢で住宅などを回りガス漏れがないか確かめ、ガスを復旧させて火が付くか確認しています。
5日に、ガスが再開された店舗を取材すると・・・
国際ホテル宇部日本料理𠮷長 松西良樹料理長
「これで再開できますね、よかったです。本当にご苦労さまです」
ガスの供給停止から一夜明け、市民の生活が少しずつ戻りはじめました。こちらの日本料理店では4日、5日と営業を取りやめましたが、6日からは通常通りです。
松西良樹料理長
「本当にありがたいお話でやっと火が使えると思うと安心しました」
4日に宇部市南部の広い範囲で発生したガス漏れ。山口合同ガスは2次被害を防ぐため、対象地域のほぼ全域にあたる約1万2500件でガスの供給を止めていました。宇部市琴芝に設置してある、圧力を調整する整圧器”ガバナ”の異常が考えられ、通常の約12倍の圧力がかかったとみられ、5日は作業員が分解して異常がないかを確認しました。
ガスが再開した住宅では。
支援に来た広島ガスの職員
「終わりましたので、これでいつも通り使ってください」
住民
「入れるね、子どもが喜ぶ」
高齢の夫婦と息子の3人が暮らすこちらの住宅でも、料理や入浴ができなくなっていました。
山口合同ガスでは病院や学校などは、優先的にガスを使えるようにしています。地区毎に巡回していて、7日までに全ての家庭などへの訪問を目指しています。













