旅するチョウと呼ばれる「アサギマダラ」が山口県下関市菊川町の山あいに飛来しています。

アサギマダラはその名の通り浅葱色という緑がかった薄い水色のまだら模様の羽を持つ大型のチョウです。

春から夏にかけて日本列島を北上し秋になると台湾付近まで南下。

海を超えて長い距離を移動することから「旅するチョウ」と呼ばれています。

下関市菊川町にある美輪清人さんは畑で、20平方メートルの敷地にアサギマダラが好むフジバカマを栽培しています。

きっかけはおよそ10年前、趣味の寺巡りで徳島県を訪れたところアサギマダラの大群に遭遇。

地元にも寄ってもらえるようにフジバカマを少しずつ植えていくと毎年飛来するようになりました。

美輪さんによると、一番多いときで500匹ほどいたといいます。

今年は猛暑の影響で例年より1週間ほど遅く、今月はじめごろから飛来していてこの日は40匹ほど確認できました。

美輪清人さん
「アサギマダラ人間に近づくんですね、かわいいですね寄ってきますから。そういうのが魅力です」

飛来のピークは来週で美輪さんによると、来月10日ごろまで見られそうだということです。

下関市の菊川自然活用村から徒歩3分ほどにある美輪さんの畑は一般開放されていて誰でも見に来ることができます。