伝統の石見神楽も体験

日が暮れて、この地域で受け継がれている石見神楽の練習会場に向かいます。福賀神楽保存会の披露が終わると、こちらも体験。衣装を着させてもらい、時間を楽しみます。
保存会メンバーの中学生
「独特な文化を外国の人に知ってもらえてうれしいです。もっと知ってほしいなと思いました」
石見神楽を広めていきたい会としても、外国人に見てもらえることは貴重な機会だといいます。
保存会のメンバー
「海外の方に見てもらうことってあんまりないので、すごくいい機会で助かっています」

福賀神楽保存会・木村喬会長
「外国人は最初は服に興味があるし、みんな写真を撮ってもらうし。いろんな国の人に知ってもらうというのは、とても楽しいし大事なことだと思います」
地域の人に出会える宿に
訪れる側は、体験を通してその地域の暮らしを知ることができる。迎える側は自らの生活のあり方や伝統を伝えることにやりがいを感じる。田代さんが体験プログラム作りで重視していた「ウィンウィン」の関係が外国人客の受け入れでも生かされているようでした。
田代さん
「翻訳アプリを地域の方が入れてくれたりとか、こっちがお願いしてというよりも、もし散歩のときに出会ったらとか、自発的にそういうのをやってくれる方が多いので、喜んでくれているんじゃないかなと思います。地域の人がいないと『山平』は成り立たない」
田代さんはそう考えます。
田代さん
「ここに泊まるからこそ地域の人たちに出会える、そういう宿でありたいなと思います」
地域の人とみんなで迎えることが両者に価値のある観光をかなえているようです。













