金融機関から新築工事資金の融資を受ける名目で現金3500万円余りをだまし取ったとして、山口県美祢市にあった工務店の元社長の男(49)が詐欺の疑いで逮捕されました。

警察によりますと元社長は今年3月、工務店の山口支店を新築するという名目で山口市内の金融機関に融資を申し込み、現金3540万円をだまし取った疑いが持たれています。

金融機関が融資をした後に工務店の破産手続きが進められていることに気づき、今年6月、警察に告訴しました。

元社長は警察の調べに「融資金を別のことに使うことが詐欺とは思っていなかった」と容疑を否認しています。

警察で金の流れなど捜査するとともに事件のいきさつを調べています。