「特別支援学校」は選挙につながるか…

一方、障害のある児童や生徒が通う特別支援学校の卒業式については、来賓としての出席を認めるべきだと、橋本雅雄議員が5年以上前から声を上げています。

富山市議会 橋本雅雄議員:「支援学校も小中と一緒じゃないかというような考えでは、私はそれはもう時代にそぐわないと思っております」

特別支援学校は小中学校と違い、児童生徒や保護者、来賓の数が少なく、富山市以外から通う子どもも多いため、地域票によって選出される市議の地盤とは関係性がないと橋本議員は主張します。しかし。

富山市議会 金厚有豊議長:「地域性の問題もある」

富山市議会 橋本雅雄議員:「地域性っていうのはほとんどないですよ。それをぜひ実態っていうのを皆さんに見ていただきたい。市内の人たちが支援学校にみんな来ているわけじゃない。市外の人たちもたくさん来てます。そういう地域性なんか全くないです」

富山市議会 金厚有豊議長:「今回は今までと一歩前進して、お子さんを持ってる場合は(卒業式に)出てもいいよということで結論」

富山市議会 谷口寿一議員:「支援学校を切り離して話をしてくださいと言ってるので、議題に乗せて決めていけばいい。そこを議長判断で決められる必要はないと思う」

富山市議会 高田重信議員:「議題に乗せるかどうかという提案ですよね。私は今それは必要ないと思う。きょうはこの程度のあれで十分だと思う」

富山市議会 江西照康議員:「自分が(卒業式に)出れない時にほかが出れたら困るという嫉妬の、あんまりポジティブな発想ではないネガティブなところから出てくる意見であって、いろんな役に立ちたいと思って出てる議員としてこんな了見の狭いことを議論しているべきなのかどうかを含めてここでぜひ決を取っていただきたい」

しかし、特別支援学校の出席については結論が出ず、継続協議となりました。

富山市議会 橋本雅雄議員:「残念ながらきょうも持ち越しといった結論となりました。(Q.出席することで選挙の不公平につながると思いますか)全くないと思います」