クマによる被害が後を絶ちません。山形県では老舗の温泉旅館にクマが居座り、室内が荒らされました。同じ建物内でクマと一夜を明かすことになった経営者の家族が緊迫した状況を語りました。

相次ぐクマ出没 寺の境内に2時間半居座る 走行中の車と接触も

ゆっくりと歩く体長1.5メートルほどのクマ。7日正午ごろ、岐阜県内の寺で撮影されたものです。

駐車場に現れたクマは柵をくぐって外側に出ますが…もう一度、柵をくぐり戻ってきます。

撮影した人によると、クマはおよそ2時間半にわたって寺の境内に居座ったといいます。

クマが現れたのは岐阜県大野町の「来振寺」です。

寺の関係者によると、周辺には1週間ほど前からクマとみられる足跡や糞が残されていたといいます。その後、クマは寺の裏手にある山に戻っていったそうです。

宮城県内では走行中の車がクマと接触しました。

運転手
「クマだ!」

突然、道路に飛び出してきた体長1メートルほどのクマ。車の後方を捉えたカメラには、路上を転がりながら倒れるクマの姿が映っていました。

運転手
「『ドンッ』という鈍い音がして、バックミラーで振り返ったときにクマと認識。(クマが)いつ出てきてもおかしくないという認識を持って運転したい」

倒れ込んだクマは、その後、起き上がり山の方へ戻っていったということです。