校舎が損壊…野球部は山梨へ

日本航空石川は、夏2回、春1回甲子園に出場し、2018年春にはベスト8に進出した石川の強豪校で、部員はマネージャーもあわせると67人。富山県内からも6人(1年生3人、2年生3人)の選手が越境入学し、秋季大会では4人がベンチ入りし主力として活躍しています。
そんな強豪校が、1月1日に発生した能登半島地震で甚大な被害をうけました、石川県・輪島市にある学校は、地震で校舎の窓ガラスが割れたり、天井や壁が崩れたりし、授業ができない状態になりました。現在、野球部の主力選手(1年生9人、2年生23人)は、山梨県の日本航空高校に拠点を移して活動しています。それ以外の35人は、福島や熊本など、実家に帰って、別々に練習しています。
地震発生当日、富山県高岡市の自宅にいた1年生マネージャーの横田さん。自宅の高岡市は、震度5強。富山県内では観測史上最大となる揺れでした。幸い、横田さんの自宅は無事でした。ただ、身の回りの荷物などは学校において帰ってきてしまい、チームに合流できないため、今は、平日は自宅でリモート授業を受けています。また、地震以降、チームメイトには、直接会えていません。
選抜甲子園出場が決まり、横田さんは、これからは私たちが被災地に元気を与える番だと気を引き締めました。

横田彩弥さん:「いま輪島では日常生活も送れない人がいるのに、野球を自分たちは思いきりさせてもらえることに感謝して、みなさんに勇気を与えられうようなプレーをしてもらいたい」
