寒ブリシーズン目前の富山湾で、大漁が続いている魚。まだ聞きなれない方も多いと思いますがその名前は「シイラ」、水揚げ量は富山湾でトップ10に入り、2023年は過去最高に迫る勢い。ただ、漁師は困惑しています。取材しました。

11月16日、ひみ番屋街(富山県氷見市)の鮮魚店に並んでいたのは、地元で水揚げされた今が旬のズワイガニ、スルメイカに、カマス。そしてシーズン目前の立派なブリです。

ひみ水産・徳前康宏店長:
「本当はもっと揚がってくれたらいいんですけど…」
記者:
「ひみ寒ぶり宣言、ブリの到来待ち遠しい?」
ひみ水産・徳前康宏店長:
「そうですよ。やっぱり12月にブリが揚がらないとさみしいですよね」
そのブリの切り身の隣にズラリと並んでいたのが、シイラと呼ばれる南方系の魚です。

ひみ水産・徳前康宏店長:
「シイラはこっちの人は、あんまり食べる習慣がないというか…。あんまり…。水揚げはいっぱいあるんですけど…」
地元ではあまりなじみがないシイラとはどんな魚なんでしょうか。漁の現場を見に行ってみました。