絹ごし豆腐を主力に油揚げやがんもどき等の大豆製品の製造・販売している「藤本食品工業」有限会社が今月5日までに富山地裁に自己破産を申請していたことがわかりました。
帝国データバンク富山支店によりますと「藤本食品工業」は、1976年(昭和51年)6月に設立された豆腐製造業者で絹ごし豆腐を主力に、油揚げやがんもどき等の大豆製品を製造してきました。
地元の食品スーパーを中心に長年にわたり供給してきましたが、同業者との価格競争が厳しい業界の中で、原材料高や燃料高も重なり、採算性は厳しい状態が続いていました。運営面でも後継者問題を抱え借入金の返済見通しも立たず事業の継続を断念し、9月20日分の製造・出荷をもって営業を終了し、自己破産の申請に至ったということです。負債総額は約1億1300万円にのぼるとみられています。







