「岩瀬曳山車祭」が17日始まり、4年ぶりにすべての山車が勢ぞろいしました。夜には「けんか山」とも呼ばれる名物の「曳き合い」が行われ、町にコロナ禍前の熱気が戻りました。

江戸時代から300年以上続く岩瀬曳山車祭。縁起物などが描かれた飾り「たてもん」を乗せた高さおよそ7メートルの山車が昨夜、港町を彩りました。

去年は新型コロナの影響で11ある町のうち山車を出したのは6つのみでしたが、ことしは4年ぶりに全11基が勢ぞろいしました。

17日午後10時ごろ、山車をぶつけ合う名物の「曳き合い」が始まると盛り上がりは最高潮に。コロナ禍前と変わらない熱気が町を包みました。

「めちゃめちゃすごかった。かっこよかった」「これだけの大きさだからね。思ったより大きいので。迫力あります」「ありがとう。楽しかったです」「港町っていうか、すごい素敵だなと。富山らしいというか、いいところだなと思います」

祭りは18日が最終日で、午後10時ごろに東岩瀬町の忠霊塔前で曳き合いが行われます。