スタッフ総出で探し、36時間後に…

何があったのか?施設長が取材に応じました。2階には高齢者が個室で暮らしています。

養護老人ホーム 吉澤昇施設長:「これなんですよ。これにカギがついていて、これを外してカギをあけて出ていった。ロックの部分が外れないように覆いしてあったんですけど、その覆いが外れた形になっていたと…」

非常口のドアのロックカバーが外され、あいていたといいます。翌朝、男性が食堂に現れないことに気づき、職員が施設内を探しましたが見つからず、警察に捜索願いを届け出ました。

養護老人ホーム 吉澤昇施設長:「本人の命が一番大事な話なものですから、まずは第一に発見するということが一番重要な話でしたんで」

施設長らは男性を探し続けました。そして36時間後。

養護老人ホーム 吉澤昇施設長:「ここにおられましたよ」
記者:「どういう状況で?」
吉澤施設長:「そこにしゃがんで、普通に…。向こうから歩いてきた感じ、泥とかいっぱいついていましたんで、ズボンとかに…」

記者:「迷われたんですか?」
吉澤昇施設長:「うーん。本人は特にその辺は言ってなかった」

男性は施設から500メートルほど離れた草むらで無事発見されました。この日の最低気温は5.5℃。