今月14日、富山県富山市経田(きょうでん)にある老人ホームから87歳の男性が行方不明になり、5日後、20キロ離れた上市町の空き家の敷地で遺体で見つかりました。男性は認知症で、何度も施設から外に出てしまい、施設が警戒していたといいます。防ぐことはできなかったのでしょうか。
遺体で発見されたのは、富山市経田の住居型有料老人ホーム「フールケア空港北」に入居していた片口重明さん(87)です。

警察によりますと片口さんは、今月14日の午前9時半ごろ、職員が施設内で姿を見たのを最後に行方が分からなくなっていました。
行方不明当日、記者が施設を訪ねると職員が取材に応じました。

施設の職員:
「午後8時半と9時に2度点呼を行っていて、当時、(片口さんは)居室と食堂を徘徊されてて、まだ職員の方が見てたんですけど。10時ごろ確認したらいないという状態で…」
