今も自宅にある“文鮮明夫妻の写真”

旧統一教会“2世”もるすこちゃん:
「地方議員の選挙っていうのがすごく世の中の注目をされていないと思います。大体投票率50%近辺ですね。ここまで下がってしまうと、統一教会の票で誰が当選するかっていうのが、ある意味決定的になってくるぐらい力がついてきてしまっているのではないか」

富山県議選の投票率は、2003年には61%ありましたが、前々回の2015年には46.8%と過去最低となり、前回2019年の選挙でも47%で50%を下回りました。

投票率が低くなるほど、旧統一教会の影響力が強くなるとした上で、男性はこう提案します。

旧統一教会“2世”もるすこちゃん:
「4月の統一地方選挙で投票率を上げましょうと言いたい。やっぱり統一教会との関わりがあった。議員が誰なのか、それをしっかり踏まえた上で投票しないといけないし、そもそも投票に行かないといけないし」

「統一教会がまさにそうですけど、宗教と政治っていうのをフェアな関係に戻したい。そのために投票率を上げましょうというのを訴えたい」

政治と宗教をフェアな関係に戻したいという男性。合同結婚式で結ばれた妻との間に子どももいます。

3年前に教団を脱会しましたが、今も自宅にある教祖の写真を捨てられずにいるといいます。

旧統一教会“2世”もるすこちゃん:
「自分の中で信念として統一教会はもう間違っていて、で、自分の中で決めたあとも、家に教祖の写真もこうやって立ててあるんですよ」

(なぜ捨てられない?捨てないんですか?)

「それを奥さんとたまにしゃべるんですよ。あれいつまで飾っておくのって。あの写真って。で、まだそれで、うーん。いや別に捨ててもいいんだけどね、みたいな感じで。そのままずっとまだ(時間が)経ってるっていうか…。うーん、深層心理の恐怖なんですかね」

自民党富山県連はこれまで教団側と地方議員の関わりを調査、公表はせず、「議員それぞれが責任を持って点検・対応する」としています。

説明は尽くされているのでしょうか。