レジャー用に整備されたエリアの外で行うバックカントリースキーで遭難や事故が相次いでいます。一方、スキー場内でもコース外を滑り遭難するケースもあり、パトロール隊員が注意を呼びかけています。

富山市の立山山麓スキー場。ゲレンデ内にはスキー板に滑り止めを貼る3人グループの姿が…。

徒歩で1時間ほどかかる標高1320メートルの瀬戸蔵山(せとくらやま)に向かうとのこと。目的はバックカントリースキーです。

バックカントリーガイド:「ここから山の中に入っていく感じです。自然の中に入って滑る爽快感とかは魅力かなと思います」

男性:「ゲレンデで滑るのとは違ってね。そのかわり危ないのは危ないですね」

自然の雪山を自らの足で登り、パウダースノーや絶景を堪能できるバックカントリースキー。地球を滑るかのようなスケール感など非日常の空間を体験できます。

ただ、自然を相手にするため危険が伴います。

バックカントリースキーを巡っては先月下旬、長野県小谷村の白馬乗鞍岳で外国人スキーヤー4人が雪崩に巻き込まれ2人が死亡。

また、新潟や鳥取でも同様の遭難事故が相次いで発生しています。

バックカントリーガイド:「バックカントリーに入るから悪いという印象になりがちですけど、しっかりルールを守って、そして危険性も知識も技術も(備えた上で)入る」

ガイドを含む3人グループは天気コンディション等確認し、登山届を提出した上で入山していきました。

行動はあくまでも自己責任…。