住宅街での止血と「部屋のマンガを燃やして」
稲泉警部補から拳銃を奪い取った被告は、襲撃の際に自らも負傷し、大量の血を流しながら交番裏の住宅街へと身をくらましました。

近隣住民の目から隠れるように住宅街の陰に身をひそめていた被告。自らの傷口の止血処理し、再びスマートフォンで母親にLINEメッセージを送信しています。
『ボクの部屋に入っていいから、マンガなどいっさいがっさい燃やして』

警察官を殺害し、拳銃を奪った後という極限の状況下で、自身の「終わり」と破滅を覚悟したかのように送られたメッセージ。社会への繋がりを完全に絶った被告は、奪った拳銃を手に、70メートル先の奥田小学校へと向かっていきました。

法廷内に流れた異様な取り調べ音声。
連載(4)では、数分間の沈黙と二転三転する供述から、被告の歪んだ心理と「強盗殺人罪」を巡る核心に迫ります。







