判決前に語った心境

判決を前に中村さんの妻は――
中村信一さんの妻
「訴えている内容をすべて100パーセント認めてもらえるというのは期待することですけど。ただ認められなかったらもしかしたら県警今まで通りなのかなと思っちゃうと残念な思いがする」
提訴から5年、迎えた控訴審判決。

名古屋高裁金沢支部の大野和明裁判長は「中村さんが亡くなった原因は、常軌を逸した犯人の行動と、警察官と誤認されてしまった被害者の不運にあるというほかはない」として、原告側の控訴を棄却しました。
一方、現場に先着した警察官は犯人が拳銃を奪ったことに気づいていなかったとし、拳銃奪取の覚知が遅れたことについて「過失があったと言わざるを得ない」とし、県警の対応は「事後的にみれば十分であったとは到底言えない」としました。
判決後原告側は――

原告代理人 清水勉弁護士
「先着警察官の過失があったという指摘。判決の結論には結びついていないんけどもとても重要な指摘だと思う認められたことは意義がある。成果としては一審2審で裁判をやらないと知ることが出来なかったこと、警察活動において非常に重要な事を知ることができた」
民事裁判では、警察の具体的な初動対応や緊迫した110番通報のやりとりなどが明らかになりました。

中村信一さんの妻
「警察の方の中には『そうだよな』って思ってくださってる方も必ずいらっしゃると思うんです。私はそれを信じてるんで。この後の富山県警が教訓にして改善していってくれればこの裁判を起こした意義がありますよね」
中村さんと弁護団は上告するかどうか今後検討するとしています。
一方、富山県警は「今回の判決については当方の主張が認められたものと承知しています。引き続き適切な事案対応による被害の絶無に努めてまいりりたい」とコメントしています。










