富山市の小中学校77校で体育館のエアコン整備を行う総事業費約75億円の業務委託について、市が一般競争入札を中止していたことが分かりました。「特定業者に有利な内容になっている」との情報提供があったほか、市側も積算に必要な図面の添付漏れや見積期間の短さを認めたためです。市は談合の疑いを否定した上で、仕様書を見直して再発注する方針です。
中止となったのは、7月6日に公告された「小・中学校体育館空調整備業務委託」です。29日に開札が予定されていましたが、市は24日に入札中止を決定しました。

この事業は、2029年度にかけて市立小中学校77校の体育館に空調設備を導入するもので、事業規模は75億円余りに上り、空調の設計や維持管理も業務に含まれていました。
この入札を巡っては先週、富山市に対し「公表されている情報が不十分で、特定の業者が落札できるようになっている」といった指摘が寄せられていました。

入札を中止した理由について市契約課は「各学校の図面がなく、添付の仕様書だけでは積算が難しい」ことや「見積期間が短かった」ことを挙げています。

一方、「特定の業者が落札できるような公告ではなかった」と談合の疑いは否定していて「公平・公正な入札に向け、仕様書を追加して再発注を検討する」としています。











