■誰もいない実家で兄の帰りを待った…

事件があったのは、2020年11月13日。
この日、高畠被告は誰もいない実家で、病院から帰ってくる兄と母親を待ちます。

正午すぎ母親と兄が帰宅すると、持ってきたハンマーで背後から兄に殴りかかりました。

「もうやめてよ」と泣き叫ぶ母親の制止を振り切り、何度も兄の頭をハンマーで殴り殺害しました。

兄の頭には少なくとも18か所の傷がありました。

高畠春樹 被告:
「攻撃を止められませんでした」