■いじめられる原因は精神障害のある兄にあると思い込み・・・
弁護人:
「自分の日常や人生をどのように考えるようになりましたか?」
高畠春樹 被告:
「小学校は地獄のような場所でした。人生ってこんなにつらいものなのだと。生きているのがつらいと思いました」

中学に進学してもいじめはエスカレートし、天然パーマの髪型を「わかめ」というあだ名で呼ばれたり、体を殴られたりすることが日常的にあったといいます。
その原因が精神障害のある兄にあると思い込みます。
兄は統合失調症と広汎性発達障害を抱えていて、高畠被告とは幼いころからトラブルがつきなかったといいます。
高畠春樹 被告:
「障害を持ったお兄さんが身内にいるせいで人から好かれないし、女性にももてないと思いました」
「自分はZ世代。Z世代の人から笑われたりけんかを売られたり、ばかにされたり屈辱的に感じました。どこかで爆発するのではないかと…」
弁護人:
「そのストレスを誰かに向けましたか?」
高畠春樹 被告:
「家族やお兄さんに向けました」